これはただ単にネガティブなものから目をそらし都合のいいものだけを見ようとする、苦しい感情に目を向けない
「逃げのポジティブシンキング」
ではありません。
人は、生きていたら悩みの1つや2つ出てくるでしょう。
良くあるのが、何か問題や都合の悪いことが起こった時、
「こんなこと考えても仕方がない」
「気持ちの問題だ」 と目をそらす。
そういう姿勢が真のポジティブシンキングだと言えるのか?
ポジティブシンキングを真の問題に目を向けないように、都合の悪い現実から逃げるための言い訳にしてしまっている。
しかし、あなたが
「そんなこと考えても仕方がない」と、その場を乗り気られたとしても、
心の底では
「都合の悪い問題だ」と思っている限りその問題「は都合の悪い問題」としてあなたにつきまとうことでしょう。
どんな問題も目をそらすことでは解決することはできません。
その問題と真っ向から対峙し、その問題を中にあるにあるポジティブな意味を積極的に見いだすことでしか、 問題は乗り越えられないのです。
なぜなら、
「問題には意味がある」からです。
その問題の中に「良き意味」を自分から掴みに行くこと。
それが攻撃的ポジティブシンキング。
攻撃的ポジティブシンキングこそが壁を乗り越えるため必要なのです。
自信と勇気をもって都合の悪い問題に真っ向から挑んでくたさい。
大切なのは、
都合の悪い状況に直面した時、
そこから目をそらす のではなく、
じっと見据えて、
「そのネガティブな状況の中からポジティブな何かを発見しようと努力する姿勢」
なのです。
たいていの場合は、
都合が悪いものごとが起こった場合、
人はそれを
思い通りにいかないもの、
つまり、
壁と認識します。
この壁は、
少し見方を変えれば乗り越えられるもの、
まったく乗り越えられそうにないもの
人によっては捉え方は様々です。
それを壁だと思っているということは
では、
壁に目を向けてみましょう 。
あなたは壁に直面するとか壁にぶつかったと考えたとします。
壁にぶつかると普通はすぐネガティブな感情になり考えなりを持ってしまいます。
しかし、前の記事に書いたように、それでもネガティブにはポジティブへの信頼があるのでした 。
攻撃的ポジティブシンキングはネガティブは幻想に過ぎないということ理解し、 その真相になるためのポジティブな状況をしっかり見極めようとします。
そこで考えてみてください。
だめだと壁にぶつかってしまったと感じる時のあなたはネガティブな発想はどんなポジティブな土台があるでしょうか?
その先が全く虚無の空間である壁の存在しません。
何かがその先にあることを壁と呼ばれる のです。
壁というのはそういうもの。
つまり、
それを壁だと思っているということはその壁の向こうに
何かがある、
道が開けているということ
をほかならぬ、
あなた自身が知っているということ。
今、壁にぶつかっていると思っているということは実はあなたはその先へ進んで行ける可能性を信じているということです。
でも、理屈はわかるけど、現実問題として本当に困難な状況になった場合そんなふうに考えられない思う人もいるでしょう。
そんなの気休めだと思っている人もいるかもしません。
潜在意識と 意識
しかしそうやって考えているのはあなたの意識です。
これは意識ではなく潜在意識の世界のことなのです。
どんな人も自分が意識だけで生活していると思っていないはずです。
頭では仕事に取りかかろうと決めてもどうしてもやる気が起こらないというようなことは誰にでもあると思います。
今日から本を○○ページ読もうなど、思っているのにできない・・・
このことから、自分は心はひとつではないらしいということは誰だって経験的に知っています。
頭で意識している部分の、
心の更に深いところに隠れたもう一つの心がありそうだということは心理学を勉強してなくても経験済みでみんなわかっていることなのです。
その、なかなか自分の思い通りにさせてくれないのが潜在意識です。
意識と潜在意識は陰と陽のようにどちらが片方では成り立ちません。
そして潜在意識の世界と意識の世界の関係は反転しています。
意識の世界では壁にぶつかって、がっかりしている時、
潜在意識の世界では、その壁を越えて成長するあなたがすぐに動き始めているということ。
だから、
夜明けの直前が一番暗いということわざは潜在意識的に言えば的を得ています。
逆に言えば、
意識の世界で物事がうまく進んでる時には潜在意識のレベルでは困難な状況と戦っている時だとも言えます。
だから、 「成功しているときにこそ、 慢心するな」
という古くからあることわざも潜在意識の世界の理にかなっているわけです。
壁にぶつかったとあなたが感じているその瞬間にはあなたの潜在意識はすでにその壁を越えてはじめています。
意識のレベルで信じようが信じまいが直面したと思った時点であなたの潜在意識はすでにその壁を越える準備ができつつあります。
この観点から言えば、ものごとがうまくいってるかいないかを判断するのは間違っているかもしれません。
期限を切って、この日までにこうならないと失敗するという判断はいったんおいといて、待つことも必要ではないでしょうか。
つまり、
潜在意識に時間を与えるということ。
このことから、
問題に目をそらすことなく、正面から向き合いながら、
ゆっくりと、のんびりと、
腰を据えてじっくりやっていく。
そんな姿勢なら不安をは少なくなるのではないでしょうか。
不安や悩みは生きていれば、
必ずあります。不安や悩みはをゼロにすることは不可能です。
大切なのは悩みを解消することではなく、
不安や悩みがあってもブレずに生きていけることだと思います。
認知行動カウンセリングでは、
悩みのもととなっている思考を見つけ出しその思考で何を得ていて何を失っているのかを検討し、
そこから一度に悩みになっている思考の真逆の思考を作ります。
(反対思考)
反対思考から物事の事実に基づいた、良い面を積極的に捉えていくため、思考の選択肢が広がり、問題となった過去の出来事の事実把握し、検討することで記憶の書き換えと気づきが起こるため柔軟な考え方で対処できるようになります。
積極的に不安や、悩みがあっても、なくてもぶれずに生きて生きたい方、
お待ちしております!
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