それは、
「知ること」と「行うこと」。
目標へのこだわりが強い人は、
その行動を効果的なものしようとする、
そのあまり、学ぶことを止めてしまいがちです。
そして、ただ行動することだけにこだわるようになります。
それは、的をしっかり見ないまま、
強い弓で矢を射るようなもの。
強く、速く、矢は飛びますが、
的に当たる確率は低いです。
一方、
理論を明らかにすることに没頭している人もいます。
そういう人は、
行動して、自分を磨くこと意識していません。
それは、
的の距離、大きさ、方法など、詳しく知っているものの、
一度も矢を放ったことはない。
そういう人が、矢を放っても遠くへ飛ぶことはなく、的に届かないでしょう。
ですから、
「知ること」と、「行うこと」は、
実は1つのことのようです。
この2つが1つになって、さ
まざまなことが成し遂げられようになります。
これは吉田松陰が、
獄中に勉強して書き残した
「講孟余話」
に出てくる一部です。
これは、悩みのを解決し現実を変えようとする時にも当てはまると思うのです。
行動へのこだわりが強い人は、
「なんとかなるさ!」と、
深く悩んでいても、
自分の本当の悩み、思いを知ろうとはしません。
やみくもにポジティブに行動したとしても、
本当の思いが未完了なため、
同じ悩みにぶつかり、
また落ち込んでしまいます。
また、悩みへの追求のこだわりが強い人は、
悩みの原因をばかりを探り、
わかったとしても、
また他の悩みを探す。
そういう人は、やたらとセミナーへ行って、心理学にはとても詳しいですが、
悩みを解決するために行動を起こさないため、ずっと悩みを解決することができません。
悩みを解決することも、
同じで、
「自分の本当の思いを知ること」
「そこから抜け出すために1歩踏み出すこと」
を1つにしたら現実を変えることができるのかもしれません。