こんにちは、カウンセラー&美容師圓本高士です!
今日は、僕が学んだ心理カウンセリングの真髄とも言える1つ。
「自分と人にOKを出す!」ということについて書いてみたいと思います!
●心理学ではよく聞く言葉!自分と人にOKを出す!
カウンセリングはこれが出来ないと、クライアントさんのお話が聴けないと言われているくらいですので、
重要な考えです。
「でも、具体的にOKって、どうやって出すの?」っていうお話なんですが、
これは簡単ではないかもしれませんよね!
生きていれば色んな人がいますし、OKを出せと言われても、出せない相手もいるでしょうし、自分にOKを出せてない場合もあります。
実はOKを出すのにはコツががあり、
順番があります。
まずは自分、次に人の順番になります。
それでも、
「自分にOKってどういうこと?」というふうによく分かりませんよね。
ということで、
今日は自分にOKを出す手始めに、
まず、自動思考を見ていきましょう。
何か起こった時、それはポジティブな出来事、またネガティブな出来事でも自分を理解するための「ネタ」として使えます!
焦らずにゆっくりと、自分を見ていきましょう!
今日はそんなテーマです。
●自動思考を見ていこう!
思考には階層があり、浅いものと深いものがあります。
浅いものは、瞬間瞬間や状況によって浮かぶ、色々な考えやイメージを、
自動思考(オートマチックソート)
と言います。
そして、深いものを「スキーマ 」と言います。
これが自動思考のもとになっています。簡単にいうと深い思考。
今日はその、浅い方。
自動思考のお話。
まずは、スキーマより、日々でてくる自動思考に気付けるか?そのことか何より大切です。
●もう1人の自分を作る?
自動思考を観察するということは、
状況や出来事、瞬間に反応して浮かぶ自動思考が浮かんでいる自分を観察するということは、もう1人自分を作るということになります。
それは、状況や出来事に対する、
自分の反応を観るということですからとても大切なスキルです。
このスキルが身につけば、
・自分の中にはこんな思いがある。
・そこには、こんな感情がある。
・身体にはこんな反応がでてる。
・それにより、こんな行動をした。
・それに対して人に、こんな反応がフィードバックされた。
というふうに、
自動思考を観察することは、環境や自分、相手がどう関係しているか、まるっと観ることができるんてす!
これができると自分をかなり客観的に捉えることができます。
これが出来ていないと、
・相手がこう来たから、こうした。
・これが起きたから、こんな感情が出た。
・こうされたから、こんな行動をとった。
などなど…
そのような捉え方になりがちです。
状況が主体です。
ですが、
自動思考の観察ができるようになると、ある出来事に対して、
「こんな思いが出たから、自分はこんな考えをして、こんな行動をとった。」
というふうに、反応や出来事の理由を、
状況と自分という関係性で考えることができるようになるんです。
つまり、自分を観る力が高まり、
・自分はこれに反応しやすい。
・ここを変えれば良い。
など自分自身のことが分かってきます。
自分にOKが出すために、
まずは自分自身を理解しましょう。
●外側の世界に惑わされない。
そうなると、外側の世界も冷静に観れるようになってきます。
自分がどのように外側を観ているのか?
という視点から考えられるようになり、自分という土台がしっかりしてくるんです。
そして、さらに良いことに、
自分自身を理解する視点を持てば、人の反応などに対する理解も深まります。
自分を理解し、許し、OKを出せるほど、
相手にも理解し、許し、OKを出しやすくなるんです。
つまり、
自動思考を観察することで、自分をしっかり見つめられるようになる。
そうすれば、
その同じ視点で相手を見つめられるようになります。この流れがとても大切です。
●価値観を手放してただ眺めてみよう!
自動思考を観察するには、
マインドフルネス的なの考え方が必要です。
マインドフルネスとは、
自分の感情や反応、または、体験に飲み込まれないということ。
自動思考を観察する時も、これと同じ考え方が必要です。
状況や自動思考観察する時、
ネガティブに思ってしまうことや、ポジティブに思うこともあるでしょう。
しかし、
それらを見るときの心構えとして、
批判したり評価したりせず、そのままただ受け止め受け入れると言う事が大切です。
カウンセリングでも良くあるのですが、
お話を伺いながら、クライアントさん自身がご自身の反応を観察して、
「自分はなんでこんなことを思ったりしているのだろう…ダメだ。」とか、
あるいは、
イメージワークなどで、ネガティブな感情が出た時、その感情が嫌だ判断してしまいがち。
判断し、自分の感情や思考や反応に飲まれている自分に気付いていきましょう。
マインドフルネスの考え方としては、その反応に良いもの悪いもないんです。
ポジティブなものであれニュートラルなものであれネガティブなものであれ評価しないで受け止める。
自分の価値を手放す。
これがマインドフルネス的な考え方です。
ちなみにポジティブでも、そこに意味付けが発生しているため、これはマインドフルネスではありません。
価値観を手放し、ただただ眺めていく。自分と人にOKをしていく。
それができた時、新たな気づきが起こり、外側の状況に流されず、しっかりとした自分になっています。
ということで、
自分と人にOKを出し、強く生きる具体的な方法は、
まず、
もう1人の自分を作り、自動思考の観察して、観察力、内省力、メタ認知力を高めるということでした!
きっと、色々な気づきがありますよ!
それでは最後までお読み頂き、
ありがとうございました!
カウンセラー&美容師
圓本高士