ココロに寄り添うために意識している「音」

 

こんにちは、

カウンセラー&美容師の

圓本高士です。

 

難病、ギランバレー症候群になった

経験を経てカウンセラーの勉強をし、

カウンセラー&美容師として

活動しています。

 

前日から開催させて頂いている

「セルフカウンセラー養成講座」の中で

「お話を深く聞く時、

相手を理解しようとするポイントは?」

 

そんなご質問を頂きました。

 

ポイントは、

色々あると思いますし

決して僕が正解ではありませんが、

 

色んな方のお話を聞くという

経験を積ませて頂き、

最近思うことは「音」の重要性です。

 

本日は、

カウンセリングや対話で

心に寄り添うために意識している「音」

 

についてと、その他、

 

お話を聞く時に

大切にしていることを

書きたいと思います。

 

宜しくお願い致します!

 

 

ただ聞くということ。

 

これは良いこと、

これは悪いことと区別をせずに、

ただありのままの話を聞く。

 

僕のセッションは

いつもここから始まります。

 

この時点で意識して行っていることは、

その場しのぎの共感や問題解決を目的に

しないということです。

 

自分の心の動きにも注意を払い、

先入観、固定概念をなくして、

事実を聞くことです。

 

そして、

いつどこで何を感じて、何をして、

何を考えたのか?

 

話と事実が映像として

イメージできるくらいまで

聞いていきます。

 

その時、僕は、

「悲しかったですね。」

「ひどい目に会いましたね。」

「大変だったですね。」

などと言うことはありません。

 

ただ集中して話を聞いています。

 

 

自分の気持ちと相手の気持ちを分けて聞く。

 

今、カウンセリングや時代的に、

共感はとても大切です。

 

しかし、お話を聞いて

この時点で、

「悲しかっただろうな。」

「辛かっただろうな。」

「大変だっただろうな。」

と思っているのは、

聞き手である自分自身。

 

これを心理の世界では、

投影と言います。

 

投影は自分の心や経験から

分かっていることの中から、

相手を見ること。

 

多くの場合、この投影を共感だと

勘違いしているケースが多いです。

 

自分の経験、

心などを投影しながら話を聞くと

相手の言いたいことや

相手が思っていることと

外れている場合もあるんです。

 

 

そもそも人の気持ちは分からないし、すべてを分からなくても良い。

 

人は、

自分の気持ちや思いを

わかってほしいと思っている存在だと

言われていますが、

 

一方、

自分の気持ちのすべては

わかられたくないと思う、

そんな気持ちもあります。

 

自分にとっての

出来事や経験が

どういうものだったのかは

わかってほしい。

 

でも、

そこで感じている

本当の気持ちというのは

自分だけにしか分からない。

そんな思いもあるんです。

 

だから、

「大変だったね」

「分かるよ」

そんな共感の一言で安心しますが、

 

逆に、

「あなたなんかに何がわかったの?」

っていう気持ちも

持っていると思うんです。

 

だから、

「あなたのことは何も分からない。」

そのスタンスから立ち、

出来事を聞きます。

 

そして、

その出来事やその人に起こったこと、

経験は分かったしても、

 

「経験してるのは自分ではないから、

 その気持ちはわからない」

 

またそのスタンスに立ち、

自分ではなく、

相手がその時、どう感じたのか?

それを聞いていきます。

 

ちなみに、

セッションが終わっても

僕はクライアントさんのことを

分かったとは思っていません。

 

もちろん、

日常のすべてをそうした

聞き方しているわけではありませんが、

カウンセリングの時はこのスタンスです。

 

このスタンスが

話をフラットに聞ける土台に

なっています。

 

話している内容だけでなく「音」を聞く。

 

お話を聞いていると、

お話以外にも色んな情報が入ってきます。

 

例えば、

仕草、声のトーン、表情などなど。

 

今は

zoomでセッションすることが

多いですが、

zoomでのセッションしていて

一番わかりやすいのが「音」です。

 

相手の「音」、

つまり、声を「音」として聞いています。

 

そうすると、

声のトーンが上がったり、

下がったり、

感情が入っていたり。

 

いろんな情報が

「音」として伝わってきます。

 

セッションでお話ししている内容は、

すべてが本当のことかというと

そうではなかったりします。

 

これは相手が意図的に

本当のことを言っていない

ということではなく、

 

言い回しなど伝え方が

しっくりきていなかったりする。

そんなときってありますよね。

 

だから、

「音」はとても大切な情報です。

 

相手が話している

その内容だけに集中していたら、

相手が本当に言いたいことから

ズレていたりします。

 

だから、

「相手のことはわからない」

それくらいに思って

全体的に聞いたほうが良いです。

 

そこに

意識と無意識のつながりを

見ることができます。

 

 

出来事に良い悪いはなく、本当の自分がどう感じているかを見ていく。

 

人は意識は2つあり、

自覚している自分ではある

顕在意識ともう一つ、

無自覚の自分である

潜在意識があります。

 

僕がセッションの時に

対話したいのは、

その人の

無自覚の自分である潜在意識です。

 

自覚している自分というのは、

これが自分だと思っている

外側の自分です。

 

この人とは別に、

もう1人、潜在意識の中に

自分が自覚してない自分がいます。

 

セッションでは、

潜在意識の中の人が

「何を言わんとしているのか?」

また、

「本当はどうしたいのか?」

それに集中しています。

 

潜在意識の中の人の声が、

「音」に現れています。

 

 

そして、本当の共感へ。

 

人は生きていくため

周りとうまくやっていくため、

本当のありのまま自分であることを

我慢したり、耐えたり、

感じたいようにしたり、

そんな経験は誰しもがあると思います。

 

その部分は、

潜在意識の中にいる

無自覚の自分です。

 

本当の共感とは

「分かるよ」など

気持ちをわかってもらうのではなく、

 

この無自覚の自分である

自分の声に耳を傾け、を受け入れ、

ありのままの自分の気持ちに気づき

認めることだと思います。

 

それができた時、

自分のパワーに気づくことができる。

 

僕はいつも、ここにセッションの

面白さを感じています!!

 

ということで、

普段は意識していないかも知れませんが

お話の内容だけでなく、

「音」にも着目してみてください!

 

きっと色んな気づきが

ありますよ!!

 

最後まで

読んで頂きありがとうございます!

 

カウンセラー&美容師

圓本高士

 

 

人生は好転させるために、 悩みの本質を知り 小さな一歩を踏み出そう!

 

こんにちは、カウンセリング&美容師

圓本高士です。

プロフィール

 

 

今日は「人生は好転させるために、 悩みの本質を知り 小さな一歩を踏み出そう!」というテーマで、

悩みのある状態から人生を好転させるヒントを書いていきます!

宜しくお願い致します!

 

実際にカウンセリングをして、よくお話を聞いていくとくり返されている悩みをお話しされる方々多いです!

 

僕の学んだカウンセリング、セラピーでは、今の問題を解決するために幼い頃の記憶を扱います。

だから、クライアントさんにもまずは今現状のお話しなどを聴きながら、幼い頃のことも聴かせて頂いています。

でも、

今の問題なのに、なぜ幼い頃のことを聴いていくのか?不思議ではありませんか?

ということで、

本題に入る前にここを書きたいと思います。

 

カウンセリングはなぜ幼い頃を聴いていくのか?

 

僕はカウンセリングを勉強する前、カウンセリングで幼い頃のことを聞かれて、

今の問題解決するのに、幼い頃のことを聞いて意味あるのかなぁ?と思ってました。

しかし、心理学を勉強すると、人は幼い頃に体験が性格を形成するという考え、そして、それは潜在意識(無意識)書き込まれ大人になっても反応しているとふうに考えられています。

(潜在意識を詳しく知りたい方は、こちら潜在意識と顕在意識とは?

だから、幼少期の体験で抑圧されたものを思い出し、今ここでその体験を克服するというプロセスを通ります。

カウンセリングや、セラピーで幼い頃、潜在意識に書き込まれ、無意識化されているものを意識化するんです。

では、潜在意識(無意識)に気付き、意識化したらそのままで良いのでしょうか?

実は気づくだけで潜在意識に変われるのは事実ですし、問題によってはコーチングに移行することもあります。

 

でも、中には、

幼い頃をことを扱うカウンセリングを「幼い頃の出来事を見ても仕方ない」と決定論で考える方がおられますが、カウンセリングの考え方は少し違うんです。

 

幼い頃をカウンセリングすると言うことは、過去に振り回されないということでもある!

カウンセリングをしていると良く分かるのですが例えば、

自信がないという今の悩みでも、

「いつから自信がないんですか?」

と聞くと

「えーっと、ずっと前、子供の頃からかな?」

という答えが返ってる。

そんなやりとりがほとんどです。

幼い頃から同じ悩みを無意識に繰り返し、今も問題になっている人って結構多いです。

でも、幼い頃のどうしようも出来なかったのだから仕方ない。そう考える方もおられられるでしょう。

心理学の理論でも、たしかに幼い頃のことはどうしようもなかったというのは認めています。

しかし、その過去の影響下に翻弄され、過去と奴隷になってはいけないというのがフロイトやアドラーの考え方です!

アドラーはこれを柔らかい決定論と言っています。生まれた場所や生育環境は選べないし、性格形成に影響を与えるが、その解釈や自分の性格は自分で選ぶことができるということ。

 

では、実際に過去の影響下から抜け出し自由になるためにはどうしたら良いのか?

その答えの1つが「潜在意識の意識化」なんです。

 

 

潜在意識の意識化!

幼い頃の影響が潜在意識に書き込まれ、今、大人になっても行動に影響を与えているのであれば、

・どんな体験をしたのか?

・その体験がどんなふうに行動に影響を与えているのか?

具体的に気づくことが大切です。

気づけばそれに振り回されなくなります。

しかし、

色んな心理学理論や考え方がありますが、それは心理学に限らず、美容でもどんな理論も万能なものではありません。

 

悩みを解決する時に必要な考え方!

万能な理論はない。

だから、意識化して、今まで気づかなかった悩みがでてきたりして、悩みが増える可能性もありますよね!

でも、カウンセリングでお話ししていると、やはり、悩んでいる人はほとんどのベクトルが自分へと向けています。

なんで行動できないのだろうか?

どうして自分はこうなってしまったのか?

自分を責めたり、自分が被害者になったり。

 

またカウンセリングでよくあるのは、そんなこと私にはできないというスタンスです。

例えば、

自分には過去を振り返れない。

自分には今を変えるチカラがない。

そんな時、自分にベクトルを向いてしまっている時です。

 

でも、そのベクトルの方向を少し変えて自分の未来のためや、誰かのためにできることはないだろうか?そう考えるんです。

 

 

悩みが悪いわけではない!

潜在意識を意識化して、解決する場合もあるが、悩みが増える場合もある。

でも、「潜在意識の意識化」は自由になる王道であると言われています。

 

それはなぜか?というと、

そもそも悩みが悪いわけではないからです。

悩みには2種類あります。

 

一つは、

悩むに値しない悩み

二つ目は、

悩むべき問題に悩み

 

悩みが解けなくても、自分の人生でどんな問題に取り組まなけばいけないなのか?それを自覚して生きること。それが大切だと言うことです。

 

悩むことの本質を意識する!

オーストリアの心理学者であるフロイトは、

「カウンセリングを受けたら悩みは消えるでしょうか?」というクライアントの問いに、

「あなたのつまらない悩みは消えるでしょう。しかし、悩みはますます増え続けるでしょう。」と答えています。

 

悩むに値しない悩みではなく、自分の人生に豊かにするために取り組むべき問題で悩むこと。

僕は、これが悩みの本質だと考えています!

自分の人生に豊かにするために悩むことは、悩みではなく、むしろ、楽しみであり、前に進むことですよね!

 

悩みを楽しみに変えよう!

小さいことでも良いと思います。どんなに小さなことでも良いんです。

カウンセリングも同じで、

今ここで、感じでいること、行動、過去からそうじゃなくてても良いのにそうだと思い込んでいるもの、未来にどんな自分でいたいのか?

一つひとつ、細分化して問題を小さくして簡単にしていくんです。

例え無理だと思っていた問題でも細分化していくとクリアしていけます!

それを一つひとつクリアしていくこと、悩みはいつの間にか楽しみに変わっています!

 

今日も小さな一歩を踏み出そう!

ということで、

今日良い1日を!

 

カウンセラー&美容師

圓本高士

 

11月6日開催決定!

楽しいカウンセリング!

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