「あの人が嫌い、どうしても嫌い。どうしても好きになれない!どうしたら良いですか?」
そう言われる方って結構多いです。
カウンセリングでは、
良くご質問頂くテーマです。
今は結構自由にやってますけど、
僕は長年の家族関係で悩みました。
そのせいか、家族、親子、夫婦など、
「離れられない間柄での人間関係」
についてご相談を受けることがよくあります。
どうしても…どっからどうしてもうまくいかない、色々手を尽くしたけど全然うまくいかない苦しい気持ち。
わかります。その気持ち。
解決する方法ばかり探していませんか?
さて、
このテーマ悩まれている方は大体、
仲良くする方法、
問題を起こす人を変える方法など、
何らかの方法を探されています。
具体的な方法、
それを探されてるわけですが、
僕は
その前にやるべきことがあると思います。
それは?
最初にやるべきこと!
それは、まず、
その人を好きになれない自分を受け入れることです。
「ええやん、嫌いでも」ってことです。
嫌いなものを好きになろうとしているわけですから、悩みになるに決まってます。
「ああ、好きになれない、どうしても好きになれない!」
そのことばかりにとらわれて何も進まなくなってしまいます。
嫌いなものを好きになれない。
コレ、普通のことです。
では、
何でそんな普通のことで悩んでいるのか?
好きにならないといけないわけではない。
それは、「好きにならなければいけない」と思っているから。
つまり、
「その人を好きになれない自分が悪い」
と自分を責めているから。
でも、嫌いなものはしょうがない(笑)
僕は「しょうがない」で良いと思います。
そうすると無理がなくなります。
すると良いところも見えたりするんです。
相手を無理やり好きになろうとすると、余計に嫌なところに目がいって嫌いになります。
だから、
「その人が嫌いなら、そんなあなたで良い。」
と僕は思います。
特に相手が自分の親や夫婦の場合は、
自分を無意識に責めてしまいがちです。
昔から、「過去と他人は変われない」と言いますがここで悩んでしまっては前にも進めないのです。
どんな関係でも最善を尽くした結果!
僕は難病を経験しましたが、
人間関係の悩みと難病ってとても似ているなぁと思います。
「治したいけど、治るかわからない」
この点においてかなり似ていると思います。
これは僕の経験での考えですが、難病になって健康を奪われたら時、自分を責めていました。
でも、これって一歩下がって見たら、
どうでしょうか?
なったものは仕方がないし、自分を責める必要はないと思いませんか?
辛くても、一歩づつでも前を向いていくしかない。
そして、難病になろうとしてなった人など1人もいないはずです。
でもなってしまった。
そんな自分を受け入れて、
その経験をもとにまた何かをすれば良い。
それだけです。
人間関係の悩みもこれと同じです。
近しい人とこじれた人間関係は、
嫌いになってはいけないと自分を責めることもあるし、相手を変えたいと思うこともあるでしょう。
でも、親や夫婦の人間関係を悪くしようとは誰も思っていないはずです。
誰もが幸せな人間関係を気づきたいと願っているはずです。
だから、まずは、
精一杯頑張ってその結果だったんだから、自分を責めることはないと思います。
嫌いは嫌いで良いとしっかり前を向けば良いと思います。
つまり、
最初にやるべきことは、
問題となる相手を変える方法や、
嫌いにならない方法をよりも、
まずは、
「最善を尽くした自分を認めてあげること」
「現状が最善であると認めること」です。
そして、
難病と同じようにその経験を生かしていけば良い。
今からスタートしよう!
今どんなにひどい状況だと感じていても、
その時点からスタートです。
そこから小さなことでも、
今できることを積み上げていきましょう!!
そして、
難病も人間関係も、
解決はするものではなく起きてくるもの。
そう考えて、
自分の思いに気づいて、
変えられないもの集中するのではなく、
変えられるものに集中する。
精一杯、今を楽しむことに集中する。
そうしている間に、現実は変わってきます。
僕はカウンセリングは、観念ではなく実践だと思っています。
そして、心から「そんなことどうでも良いな!」と思えた時、悩みは消滅しています。
今日もお読み頂きありがとうございます!
カウンセラー美容師
圓本 高士