カウンセラーして、大切にしていること。

僕が

カウンセリングをしている時に、
大切にしていること。

 

それは、

第一原則として、

人と自分は全く違うという前提です。

 

 

 

人は似たよう経験をしている人はいるかも知れませんが、

自分と同じ経験をした人は、
世界に誰一人としていません。

 

 

 

僕はこの前提をとても大切に
しています。

 

 

 

それは、どういうことか?

 

 

例えば、

 

僕はラグビーをしていました。

 

そして、

今日、知り合った人が違う学校でラグビーをやっていたとして、

怖いコーチの話になったとします。

 

 

そして、

2人ラグビー部員は、怖いコーチについて話始め、
共通の話題を見つけ、あたかも同じような体験をしてきたという親近感を覚える仲良くなっていきます。

 

 

そして、
怖いコーチにどう接したら良いのか?

その答えを話し合い、
答えを見出だした。

 

 

でも、多くの場合、
その答え、解決法は役に立ちません。

 

 

仲良くなるためには良いことですが、

カウンセリングでは間違ったやり方です。

 

 

それは、
先程の書いた通り、

人は似ていても一人、一人まったく経験が違うのです。

 

 

年代が同じ、
ラグビーをしていることは同じ、
同じくらいのレベルのチーム。

 

 

そして、

同じく怖いコーチがいる。

 

それに対する対処法。

 

 

 

一見、

良い相談が出来たかに思われますが、本当にそうでしょうか?

 

 

 

違いますよね!

 

 

コーチは別人です。

2人のコーチの年齢も違う、

2人のコーチがどれくらい怖いかも違う、

2人のコーチの思想ももちろん違う、

2人でコーチの育った環境も違うんです。

 

そして、
2人のラグビー部員も色々違うわけです。

 

そもそも、
話している2人の捉え方が違うわけです。

 

 

極端な話、
共通点はただラグビーをしていただけ。

 

 

普段会話なら、
これで良いのですが、

カウンセリングとなると、

 

 

「あっ、自分と同じだ!」

と思った瞬間、失敗します。

 

 

それは、
相手が体感した出来事、
真実が見えなくなってしまうから。

つまり、
自分の経験則に当てはめて考え、
真実が見えなくなってしまうから

 

 

だから、

僕はカウンセリングをする時は、

 

常に

「自分は分からない」

「クライアントさんに教えてもらう」

その姿勢で挑みます。

 

頭を真っ白にして、
話を聴く。

これって本当に面白いんです。

 

そうしていくと、
クライアントご自身が見えなかったことも、客観的に見えてくるようになるんです。

 

 

だから、

いつも僕は場合は、

真っ白な状態でお話を聴かせて頂くということを大切にしています。

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