こんにちは、
カウンセラー&美容師の
圓本高士です!
今日は、カウンセリングをしていく中で感じている、
頭で感じた「気づき」と、心で感じた「気づき」の違い。
また問題解決のするために、必要な心構えなど。
普段はカウンセリングでは伝えきれない、カウンセリングを問題解決のため、クライアントさんに役立つ情報を記事にしました。
ぜひ、読んでみてくださいね!それでは宜しくお願い致します!
カウンセリングってどういうことをするの?
ある出来事が起きた時、自分の中にある心のモヤモヤした感じ…
これが繰り返し起きている場合は、心理カウンセリングが役に立つかもしれません。
例えば、
未来に不安を感じてモヤモヤする。
人間関係でモヤモヤする。
過去のトラウマでモヤモヤする。
色々なモヤモヤがあります。
これは、
遠ざけられている感情や体験であったりします。
これを心理学では「コンプレックス」と呼ぶそうです。
コンプレックは、普段は曖昧ではっきりとは感じられず、「何かモヤモヤするなぁ」というパッとしない感じでしか、自覚できなかったり、肩こりや頭痛でしか感じられなくなったりと、自分で自分の感情がはっきりと感じられなくなっている状態です。
カウンセリングでは、
この自分自身で遠ざけてしまっているマイナス感情を引き起こす理由や出来事、また抑圧され、恐れてきた体験、遠ざけてきた体験に触れられるようにサポートするということを行います。
それと同時に、
自分をしっかり持って、遠ざけてきた体験、感情、思考に気づきながら、それらに支配されたり溺れたりせず、言いなりになったりするわけではないという状態を目指します。
(心理学では、遠ざけている体験、出来事を遠ざけているから問題は起こると言われています。)
これができた時、
クライアントさんからは、何か新しい自分に変わったということではなく、自分の中のなかったことにしていた部分が取り戻されて、ありのままの自分に戻ったというご感想が多いです。
そして、問題は解決させていきます。
遠ざけてきた出来事を体験する目的!
ただし、遠ざけてきた体験に触れると言っても、落ち着いて触れることができるのが理想です。
マイナス感情に流されたり、圧倒されるということとは違います。
遠ざけてきた体験やトラウマに戻ることだけを目的ではないということです。
大切なのは、
「冷静に落ち着いて体験すること」であり、「過去に戻ること」ではありません。
また、
この「体験」をすることなく、ただ出来事やトラウマのモヤモヤした気持ちについて説明したり考えたりしても、あまり効果はありません。
頭で考えるのではなく、本当に効果をもたらすのは「体験」です。
この「体験」が気づきを得るために大切だったりします。
「気づき」を頭で分かっても問題は解決されない?
カウンセリングでは、対話の中でクライアントさんが色々な自分の思いに気付いていきます。
しかし、
カウンセラー
「あなたの中には、○○の感情や○○の思考があるようですね」
クライアント
「そうだと思います」
という気づきがあった。
でも、
何も変わらないということはたまにあります。気づいたはずなのに何も変わらない。
こういう場合は、
ただ単に頭で理解したからかも知れません。
心理学では、
「頭で考える分析」より、「情動を伴う洞察」でなければダメだと言われています。
情動とは、
身体的表出を伴うような、一時的で急激な感情の動き。情緒。
つまり、
新しい気づきを得た時、
同時に涙が溢れたり、笑いがこぼれたり、痛みを感じたり、悲しみや怒りが押し寄せたりといったことが見られるなら、そちらのほうが良い方向への変化が期待できる兆しなのです。
頭で理解する「気づき」と心で感じる「気づき」は別もの。
頭で理解することと心で感じることはまったくの別ものということです。
例えば、
悲しみががあるなら、ありのままに悲しみ感じ、体験が健康的です。
「悲しみをありのままに体験すること」と、
「自分の中に悲しみがあると頭で理解すること」はまったく違います。
とはいえ、
最初、表面的、間接的に触れていくことも大いに効果は期待できます。
自己理解するのには、とても効果的です!
しかし、
問題を解決するためには、
「頭で分かっている気づき」から「体験」するということが必要だということ。
もっと言えば、頭で分からなくても良いかもしれないんです。
体験して、情動でふれることができれば。
体験する時のルール!
抑圧、遠ざけてきたことをカウンセリングの中で体験する時とはルールがあります。
それは、
・マイナス感情に流されたり、溺れたりせず、冷静に気づくこと。
・価値観を手放し、判断せず気づくこと。
・暖かな思いで気づくこと。
これがとても重要です。
少なくとも逃げ腰でない心構えでいこう!!!
遠ざけていたものを体験するのには、問題に対して「少なくとも逃げ腰でない構え」が必要です。
もともと、遠ざけていたものですから無意識の回避するのは当然のこと。
しかし、それに流されず、
怖いもの、また、怖さを呼び起こすものに対して「少なくとも逃げ腰でない構え」で、冷静にじっくりと見つめていく、ゆっくりと触れていくということが問題解決には重要です。
自分と繋がることの壁になっている体験を取り除いた時、ありのままの自分になり、問題解決されます。
ということで、
皆さまとお話しできることを楽しみにしております!
今日も最後までお読み頂きありがとうございました。
カウンセラー&美容師
圓本高士