前回、
脳の構造や心の仕組みについて書きました。
そして、過去の記憶が与えている影響のことを書きました。
http://enmoto.moo.jp/counseling/kata/
では、
今回はそれをどうやって書き換えればいいのか?
過去の記憶、
それは潜在意識の中にあります。
人間の意識は大きく分けて2つ!
人の意識は2つあると言われていて、
1つは顕在意識、
もう1つが潜在意識です。
顕在意識は見て聞いて判断する意識で、
簡単に言うと頭で考える意識です。
では、
潜在意識ってなんでしょう?
それは、
無意識こと。
顕在意識と顕在意識の割合は、
およそ、
顕在意識が5~10%
残りが潜在意識です。95~90%
ということは、
人はほとんど無意識で行動していると
いうことになります。
人は無意識で生きている?
人は無意識で生きている、生活している
というのはおかしな話ですが、
今、自分の姿勢を確認して見ましょう。
足を組んでたり、肘をついてたり、
色々な人がいると思いますが、
それって無意識ではないですか?
つまり、潜在意識(記憶)に自分の楽なクセが入っているんです。
歩き方のクセなども人それぞれ、それも無意識です。
潜在意識はいつから作られる?
では、
この無意識ではいつから作られているのか?
それは、お母さんのお腹の中から…
勝手に動く心臓や呼吸器、
これも無意識で動いています。
赤ちゃんは、お母さんのお腹の中で無意識を作っているんです。
そして、
人間はまっさらな状態で生まれて来ます。
何も入っていない真新しいパソコンのように。
潜在意識は3歳までに75%でき上がると言われています。
そこから、
人は3歳~13歳までに、
親や兄弟、学校の先生、友達など影響され、
色々な価値観を書き込んでいきます。
そして、潜在意識は3歳までに約75%ができあがり、約13歳までには完成すると言われています。
そこからは、クリティカルファカルティーという膜が出来て、それからは潜在意識の書き込みはできなくなると言われています。
つまり、小さな子供が作った潜在意識。間違ったものが入っていてもおかしくはありませんよね。
潜在意識の書き換える方法!
基本的に書き換えができないと言われている潜在意識ですが、
大人になってからでも潜在意識の書き込みができる方法があります。
1つめは、
アクシデント(事故、病気、天災)
などに巻き込まれる。
地震以降、
物音がするとビクッとなるなど精神的に強いショックを受けた場合、
クリティカルファカルティを突き破って潜在意識を書き換えると言われています。
2つめは、
繰り返す
自転車なども、最初は乗れなかったのに練習することにより、無意識に乗れるようになれます。
つまり、
繰り返し反復練習することによって、潜在意識に落とし込み書き換えが可能になると言われています。アファメーションなども同様です。
カウンセリングでも、繰り返しカウンセリングを受け、偏った思考などを矯正していく方法も有効です。
3つめは、
催眠状態(ヒプノセラピー)
朝起きたての状態、
ちなみに夢は潜在意識意識の中を見ていると言われています。
また、
何か作業に没頭している状態、
集中して映画やドラマを見ている時が
これにあたります。
つまり、催眠状態とは、
リラックスして集中している状態。
人間は1日平均、十数回この状態に入っていると言われています。
この時、
クリティカルファカルティが薄くなり潜在意識の書き換えが可能になると言われています。
脳波でいうと、
アルファ波 12~8Hz
(リラックス、集中、瞑想)
と、
シータ波 8~4Hz
(深いリラックス、浅い眠り)
の間、7.8Hz
あたりが寝起きの状態。
ちなみに、
朝起きたてと、寝る前はマイナスのことを考えないほうが良いようです。
意識ははっきりとしているが深いリラックスしていて、副交感神経が優位、
また、大脳新皮質より大脳辺縁が優位になるので、顕在意識(頭で考える意識)が薄くなるので潜在意識にとどきやすくなります。
ヒプノセラピーは、
この状態でカウンセリングを行っていくので書き換えが早くなります。
身体の緊張がほぐれ、意識が一点に集中し、集中力が高まり、イメージが湧きやすくなります。
その集中力を潜在意識の内側に向けさせることによって、クライアント自らの力で問題解決へと導いていきます。
頭でわかっているけど、ついついやってしまうことがある方は、