難病の状態でカウンセラーやるってすごいねと色んな方から言って頂けるんですが、
「目標持ってやってたからですね!」
とか、とても良いこと言って頂けますが、実はそんなたいしたもの持っていませんでした。
去年6月からギランバレー症候群を発症し寝たきりとなった時、
(何回も書いてますが)
美容師を続けられなくなる可能性が出てきました。
(今は全然普通なので想像できないですけど)
寝たきりになる可能性は約2割、
歩けても手足の痺れという後遺症も残る可能性はかなりありました。
やはり問題は手先に痺れが残ってしまうこと。
これは美容師としては致命傷。
仕事ができません。
退院しても、病院は生活レベルまでの基準で診てくれるため、回復するまでかなりの期間のリハビリが予想されました。
当然それまで、
やりたかったことや、
それまで立てていた計画も無効。
とりあえず、
どんな形であれ復活するとは決めていたものの、
いつ治るのか、どうなるのかなど、
コントロールできるものは何もありませんでした。
しかも、ギランバレーは、
がむしゃらに運動することは、
回復の妨げになり動けない状態。
そこで、
思い付いたのが、
カウンセラーなんですが、
カウンセラーをやろうと思ったのは、
実は消去法です。
こんな感じで、
美容師→手の痺れでできない可能性がある
体力仕事系→ギランバレーは疲れやすい体になる可能性があり難しい
営業マン→足も痺れでいるので外回りが難しい、手も痺れているので車の運転が難しい
カウンセラー→寝たきりとなっても、電話で仕事が出来る可能性がある。この経験を生かせそう
「ゆっくりしたら」
という意見もありましたが
家族もいるため何らかの形で働かなければならなかったのです。
ギランバレーは難病指定ですが、補助金はでませんし、ゆっくりしていても誰かが助けてくるわけではないのです。
美容師の復帰だけ目指して、
駄目だった…
ではシャレにならなかったのです。
ということで
カウンセラーに決定。
それからは病院で毎日自分に出来ることをやりました。
目的、目標を持ってやったというよりは、毎日自分が出来そうなことをやっただけ。
ということで、
時と場合により、
目的、目標は無効になります。
もちろんあっても良いですが…
僕はこの経験から、目的、目標は
別にあってもなくても良いなと思うようになりました。
何が言いたいかというと、
自分が
やりたいことが分からない。
というご相談を受けることがあるのですが、
目標、目的はあっても良いが、なくても良いと書きました。
つまりは、
何がしたいか分からなくても良いのではないかと思います。
自分にやれることを小さなことでもやってみれば良いと思います。
何がやりたいかわからないことなんて特に重要ではないかもしれません。
別に本当は分からなくても困りません。
分からないということは、
それだけ可能性があるということです!
分からないまま動いてみれば良いのです。
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